この事例の依頼主
80代以上 男性
相談前の状況
不動産や金融資産が多数あり,相続人もおい・めいが多数います。自分が亡くなれば,その財産をめぐってみんなが争いになるのは嫌ですし,親族の中にも特にお世話になった人もいるので,その気持ちを遺言書というかたちで表わしたいと思っています。
解決への流れ
親族や知人のうち,誰にどれだけの財産を引き継いでもらうのかを丁寧に聴き取り,法律上の制限をクリアした遺言書の文面を弁護士が作成しました。そして,公正証書遺言(公証人という公の機関に内容が証明される遺言書)という方法で思いをかたちにしました。
自分の亡くなった後に周りの人たちに争ってほしくないというお気持ちは,どなたもお持ちかと思います。「自分には争うほどの財産はないから・・・」と言うかたもいらっしゃいますが,財産はそれほど多くなかったとしても,亡くなられたときの状況や相続人同士の関係によっては,争いになる可能性は十分あります。相続人の皆さんに気持ちよく自分も財産を遺し,気持ちを受け止めてもらうためにも,遺言書の作成をお勧めします。