犯罪・刑事事件の解決事例
#給料・残業代請求

中間管理職を理由に《残業代請求》を拒否されたが、最終的には500万円の残業代の支払いが約束された事例

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古川 和積 弁護士が解決
所属事務所ネクスパート法律事務所北九州オフィス
所在地福岡県 北九州市小倉北区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

コロナ禍において、リモートワークが中心だった方から残業代請求のご相談がありました。勤務時間の管理がパソコンのログイン履歴のみ、という状況でした。また、依頼者は中間管理職的な立場にあり、会社からは管理監督者に該当するため残業代は一切支払わない、との返答があり、依頼者が実質的には管理監督者には当たらないとの立証、説得が必要な事案でした。

解決への流れ

依頼者の勤務の実情を踏まえれば、中間管理職とは名ばかりで、会社の指揮命令が色濃く、裁量の余地は限定的であることが分かりました。会社側は当初強気で、管理監督者であることを理由に一切の支払には応じないとの姿勢でしたが、実際には裁量を有しない立場であることを様々な資料で裏付けて行ったところ、最終的には500万円の残業代の支払いが約束されました。もっとも、リモートワーク中の勤務時間について、実際の正確な勤務時間を割り出すことは困難で、パソコンのログイン履歴に頼るほかありませんでしたが、対話の末、当方からの請求の8割以上の金額での和解に成功しました。

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古川 和積 弁護士からのコメント

勤務時間の管理が曖昧、係長、リーダーといった役職にあることから、残業代の対象にならないのではないか…とお悩みの方でも、残業代を回収できる場合があります。まずは弁護士にご相談ください。