この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
夫が,友人を殴って,骨折などのケガを負わせ逮捕されました。このままでは,裁判になってしまうのではないかと不安です。
解決への流れ
依頼者に接見して,当時の状況をお聞きすると,正当防衛を主張できる可能性があると判断しました。そこで,依頼者の供述を確保するために,直ちに供述録取書を作成,現場検証と見取図の作成,目撃者や他の友人の面談などを行いました。獲得した証拠を前提に,検察官に正当防衛が成立することを強く主張した結果,不起訴となりました。
刑事事件は,初動が大切だと言われます。警察と比べて弁護人には,強制的な捜査権限はありませんが,できる限りの調査を行って,検察官に裁判をしても有罪を立証できるかに疑問を抱かせることが大切です。