犯罪・刑事事件の解決事例
#死亡事故 . #慰謝料・損害賠償

【6300万円を支払うとの内容で和解が成立し、大幅増額を実現】死亡事故事例

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埋田 昇平 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人松本・永野法律事務所
所在地福岡県 福岡市中央区

この事例の依頼主

10代 男性

相談前の状況

10代会社員のAさん(福岡県在住、単身者)は、自動二輪車で進行中、交差点を右折しようとした四輪車に気づき急ブレーキを掛けたものの、転倒し、四輪車に衝突して死亡されました。

解決への流れ

当事務所は、Aさんの父母のご希望により、自賠責保険の被害者請求を行い、3000万円の自賠責保険金を受領しました。上記自賠責保険金を受領後、加害者側保険会社に対して賠償請求(自賠責保険金を超える追加請求)をしたところ、約3000万円の支払提示をしてきました。しかし、この加害者側保険会社の提案は、死亡慰謝料について不当なものでした。そこで、当事務所は、慰謝料については裁判所基準によるべきことを主張し、加害者側保険会社との間で増額交渉を行いました。本件については、Aさん自身の過失の関係から、話し合いによる解決となりました。具体的には①死亡慰謝料を2700万円→3000万円へ増額により加害者側保険会社による提示額3000万円→解決額3300万円の増額を実現することができました。したがって、獲得総額(自賠責保険金を含めた総額)は約6300万円でした。※ 傷害、死亡による損害、その他の金額からAさん側過失割合20パーセントを減じる等した金額。

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埋田 昇平 弁護士からのコメント

本件では、Aさんの過失が30パーセントとなることが予想されたため、ご家族と話し合い、訴訟提起等は行わず、話し合いによる解決となりました。もっとも、裁判を経ずに、裁判基準①傷害慰謝料を3割増額②逸失利益は、高卒で収入が低かったのですが、男性全年齢平均賃金額の約530万円を基礎として、約4800万円③死亡慰謝料は、Aさん2500万円、父母各200万円、姉100万円の合計3000万円での示談ができ、Aさんご家族にはご満足を頂きました。