この事例の依頼主
80代以上 女性
相談前の状況
遺言に基づいて後妻である私が全財産を相続したものの、前妻の子らから遺留分を請求される可能性の高い状況でした。私としては、高齢でもあり紛争にまで巻き込まれたくないと思っており、岡部先生に相談いたしました。
解決への流れ
岡部先生から他の相続人に連絡を取っていただいた上で、不動産について、提携されている不動産鑑定士に鑑定評価を依頼してもらい、当方から相当と考える遺留分額の呈示をしていただきました。こちらの検討資料がしっかりした内容であったため、揉めることもなく、スムーズに遺留分についての処理が完了いたしました。また税務についても提携されている税理士の方に処理をお願いでき安心して進めることができました。
本件は収益不動産の価格をどう見るかという点でかなり見解に幅が出ると見込まれる事案でした。紛争に巻き込まれたくないという依頼者のご意向に基づき調停や裁判などの紛争の長期化を避けるべく依頼者とご相談しながら当初から不動産鑑定士に鑑定を依頼いたしました。これが功を奏して早期解決に至りました。ご依頼者が何を重視するかをきちんと汲み取って処理していくことの必要性を改めて感じた事案でした。