犯罪・刑事事件の解決事例
#不倫・浮気 . #慰謝料

独身だと信じて長年付き合った相手が、実は既婚者だった!

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來住 崇右 弁護士が解決
所属事務所銀座OHK法律事務所
所在地東京都 中央区

この事例の依頼主

女性

相談前の状況

29歳のときに知り合った相手と38歳まで交際。 独身と言っていたし、結婚を考えているという話もしてくれていた。35歳までには結婚したいと伝えていたが、資格試験に合格して転職するまで待ってくれと言われ続け、38歳に・・・。 ある日突然、相手の奥様と名乗る人から、不倫をしているから慰謝料300万円を払えという内容証明郵便が・・・。 もっとも大切な年代を無駄にしてしまった一番の被害者なのに・・・。

解決への流れ

知り合ったときから現在に至るまでの経緯を、とにかく細かくヒアリング。 非常に多くのエピソードを具体的に記し、本当に既婚者だと知らなかったのだということを説得的にアピール。 交渉を重ね、奥様に信じていただき、慰謝料請求は中止に。 逆に、だましていた相手男性に対し、慰謝料を請求。 法律の世界でいう「婚約」とまでは言えない事案でしたが、かなりの金額の慰謝料と謝罪文を得ました。

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來住 崇右 弁護士からのコメント

不倫であっても、相手を独身だと信じていた場合には、違法とはされず、慰謝料を支払う必要はない、というのが建前です。 しかし、実際には、「既婚者だと知っていたはずだ。少なくとも、そうかもしれないと気付く機会はあったはずだ。」と推測され、違法と判断されることが非常に多いです。 こうした判断を覆すには、とにかく、赤の他人である奥様や裁判官に、「本当に独身だと信じきっていたのかもしれない。」と思わせるように、とにかく具体的なエピソードを、出来るだけ多く説明して、説得することが必要です。 当事者であろうが、裁判官であろうが、相手は「人間」なのですから、人間の気持ちを動かすにはどうすればよいか?を常に考えなければなりません。 その一つの方法が、「その場にいなかった第三者である相手の頭の中に、こちらの主張するエピソードが映像になって浮かび、『本当にそうなのかもしれない。』と思わせるだけ、具体的に主張すること。」です。 もちろん、そのためには、とにかく丁寧にご相談者からヒアリングをすることが不可欠だと考えております。