この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
夫から離婚を切り出されました。子ども２人の親権を譲る気であったにもかかわらず，当初は親権を譲らないと強く主張していました。意図としては、親権と養育費・財産分与の不支払いを交換条件にするという駆け引きでした。理屈が通じず、調停においても意味不明の主張を繰り返していたので、調停員は、夫ではなく、ご依頼者様を説得して離婚を成立させようとしていました。夫だけではなく、調停員からも財産分与請求権を放棄しろと説得され、心身ともに疲弊していました。
解決への流れ
弁護士が介入した後、弁護士が交渉を全て引き受け、夫と調停員を説得し、結果として、財産分与、養育費の支払いを認めさせてくれました。
離婚手続きは、協議、調停という流れで進んでいきますが、調停も話し合いであり、様々な交渉の駆け引きがあります。今回のケースのようにご依頼者様が一番重要と考えていた親権の獲得を逆手に、相手としては「親権を譲るから他の条件を譲歩しろ」と言ってくる夫も多数います。双方とも感情的になっていることもあり、話し合いが平行線になったり、日頃から相手に強く主張することができない方にとっては心身の疲労から不利な離婚条件で離婚をしてしまうというようなことも多々あります。弁護士はご依頼者様の味方です。ご自身で対応する必要がなくなりますし、より有利な条件で離婚することが可能となります。