この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ご相談者様は、相続人の一人から、何の資料も見せず、分与する現金を一方的に告げられたとのことで、大変困っておいででした。
解決への流れ
弁護士法23条照会により、問題の相続人が被相続人の生前から多額の現金を使い込んでいたことを把握しました。また、独自の調査により、相続人が被相続人の生前使い込んでいた時期に被相続人の判断能力が低下していたことを把握しました。調停の中でそれらについて明らかにし、問題の相続人が受け取った額の2倍の分与額を勝ち取りました。
この事件は、本来、訴訟によって片付けるべき事案でしたが、裁判官を説得し、調停手続きにおいて解決することができました。多額の財産が隠されていることを把握するためには、どこにどのような調査をかけるかが鍵です。財産隠しが疑われる事案は、ぜひご相談ください。