この事例の依頼主
女性
相談前の状況
依頼者様は,依頼者様の幼い子を相手方に認知してもらうよう求めましたが,相手方は認知しませんでした。依頼者様は,相手方に子を認知してもらい,子の養育費を請求することを希望され,ご相談に来られました。
解決への流れ
まず,弁護士が家庭裁判所に,子の認知請求調停を申立てました。しかし,調停期日に相手方が出頭することはなく,調停は不成立になったため,弁護士は認知請求訴訟を提起しました。結果,親子関係を認めるDNA鑑定資料もあり,子は相手方に認知されました。子が無事に認知されたため,続いて,弁護士は養育費請求調停を申立てました。相手方が毎月の養育費支払いを怠るリスクを避けるため,調停では,子が成人するまでの養育費に相当する金額を一括で請求しました。調停の結果,依頼者様は,相手方から子の養育費を一括で獲得することができました。
相手方が認知してくれないと判断してあきらめるのではなく,まず弁護士に相談することが大切だと思われます。今回のケースは,弁護士にご依頼いただいたことで,子の認知と,リスクを避けて(分割ではなく一括払いで)養育費を獲得することができ,依頼者様が希望された結果となりました。