この事例の依頼主
男性
相談前の状況
夫からの相談で、妻からお子さんへの精神的ＤＶが疑われるとのことで、別居に向けた段取りと離婚（主に親権）の相談をいただきました。
解決への流れ
学校や役所等の公的機関にもご協力いただき、別居を開始しました。妻からは、監護者指定・子の引渡審判及び保全手続きが申立てられましたが、無事、依頼者側に監護権が認められました。その後、離婚調停、離婚訴訟でも親権が争われましたが、無事、依頼者が親権を獲得しました。他方、お子さんが母親（妻）からの愛情を期待しているように見受けられたことや、母親も言動に問題があったものの大切に思う気持ちが見受けられたことから、離婚後に、持続可能な面会交流の実現まで引き続き対応をしました。
お子さんの母親（妻）に対する拒絶感が極めて強かったことや、父子の信頼関係が極めて強かったこと、別居の経緯や別居後の安定した生活状況などが、親権獲得の決め手になったように思います。また、事案全体を通して、お子さんが落ち着ける環境を整えつつ、親からの愛情を正しく受け取れるように調整できたことは、とても良い解決になったと考えています。