この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
相談者の方は、35年前位に免許の更新手続きを忘れたまま運転してしまい、それ以来、忙しさなどから免許再取得の手続きを取らないまま、いけないとは知りつつ「ついつい」という感じで時々運転し、(交通違反なども重なり)これまで4度も無免許運転で罰金などの処罰を受けていました。このときにも無免許運転などで捕まってしまい、一度は逮捕されましたが、身柄拘束自体はすぐに解かれましたが、裁判を待っている状態でした。
解決への流れ
こちらにご相談に見えたのは、すでに身柄拘束を解かれた後でした(「在宅事件」などと言います)ので、よく事情をお聞きしてお打合せをし、(二度と同じことをしないように)監督できる身内の方に裁判で証言してもらうなどした結果、執行猶予つきの判決を得ることができました。
この事案は、無免許運転といえども同じ罪で過去に4回も処罰されており、情状は必ずしも良くありませんでしたので、場合によっては実刑(刑務所に入る)可能性もある事案と考えておりました。依頼者の方も(さすがに)とても反省されており、車を売却して移動は全て電車に切り替えるなど態度を改めていらっしゃいましたので、それらの事情をよく裁判所に理解してもらうよう努め、執行猶予の判決を得ることができました。