この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
相談者は飲食店オーナーの親族でした。景気が悪く会社の業績が悪化する中、事業資金の借入金などの債務を弁済し続けることが困難になったため、この機会に会社と社長個人の債務を整理したいと考えていた矢先、社長が病気で倒れたために事業に従事することが困難となってしまいました。社長自身、高齢であったため、回復後に事業を続けられるかも、厳しい状況になってしまい心配した親族がノーサイド法律事務所に相談に行きました。
解決への流れ
受任後、弁護士は現状を確認。社長含め、なんども話し合いをした結果、退院後、やはり、高齢ということもあり、安易に事業を継続できる状況ではないと納得してもらいました。そのため、弁護士は早急に、申立代理人として速やかに破産という手続きをとり、できる限り早く新たなスタートができるように動きました。具体的には、債権者(取引先、仕入先など)や選任された破産管財人などの対応を行いました。迅速な対応の結果、最善の方法を尽くし、解決に導くことができました。その後、社長の体調も、回復し、無事退院することもでき、大事なお店は失ったものの、新たな人生の再スタートを良い形で迎えることができました。
不慮の事故で経営が立ち行かなくなった際は、自分自身で悩まず、なるべく早めに弁護士に相談することをお勧めします。正常な判断をすることや、現時点の問題点や状況を客観的に把握でき、判断できる専門家が身近にいるかいないかで、その後の解決に向けた判断が取れるかどうかが変わってきます。まずは、現状を理解することからスタートするためにも、専門家へどんなことでも気軽にご相談ください。