この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
夫のDVに悩まされてきた女性からの相談です。相談者の女性は,些細なことがきっかけで暴力を振るったり,暴言を吐いたりする夫からのDVに長年にわたって悩まされ続けてきました。女性が夫に対して離婚を切り出しても,夫は激昂するばかりで話し合いになりませんでした。女性は,やっとの思いで夫から離婚届にサインをもらうことはできたものの,その他の財産関係等の精算は一切できませんでした。
解決への流れ
まず、夫のDVに関する証拠を集めることから着手しました。女性は長年にわたって夫からの暴力を受け続けていましたが,病院に通院しては事が表に出てしまうと考え,病院の受診記録はありませんでした。もっとも,女性は,夫のDVについて友人らに相談したりしていたため、当時の事情を知る関係者からの証言を集めることにしました。そして,証拠の収集・整理をした後,当事務所から夫に対し,慰謝料請求を行い、最終的に解決金を獲得することができました。
※事務所として対応いたしました。本件では,慰謝料の立証が大きな問題となりました。慰謝料を認めるに足りる客観的な証拠が乏しいために,立証をどのように行うかが悩ましい問題でしたが,間接証拠を積み重ねることでクリアしていきました。慰謝料請求をするためには、適切な証拠を収集する必要がありますが、どのような証拠が適切か、またどのような証拠収集方法であれば認められるのか等は、慎重に検討する必要があります。慰謝料請求でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。